【塩日記】青少年のための芝居塾2017終演のご挨拶

山ノ井です。

全く更新できておりませんでしたが・・・。
お蔭様をもちまして、青少年のための芝居塾2017「万!万!歳!」無事に公演を終えることができました。

今回の公演も本当に多くの方にご尽力いただきました。
神奈川県立青少年センターの職員の皆様、神奈川県演劇連盟の皆様、スタッフの皆様、
そして何より芝居塾塾生と今回の公演をご覧いただいたお客様、気にかけてくださった皆様。

本当に本当にありがとうございました!
この場を借りて御礼申し上げます。

まさか担当劇団として2年連続でこの企画に携わるとは思っておりませんでした。。
そしてKAAT公演から休みなくスタートした4カ月。studio saltはてんやわんやでした。
それでもどうにかこうにか形にして、お客様にご覧いただけたことを何より安堵しています。

今回の公演の後日談は後回しにするとして・・・。
まずは・・・・一言・・・・・・大変でした・・・!!!
劇団内では、芝居塾でしかできないことを、という話からスタートした今回の企画はソルトにとって本当に本当に大冒険となりました。
ミュージカルなど見る側ではあってもやる側では決してなかった自分達が本当に何の知識もないところからスタートしました。0からモノづくりをすることの大変さを思い知りました。スタッフさんにお話を聞き、通常の公演とは全く違うスタッフワークが必要になること、そのためにお願いできる人を探すこと。
今回ほど、人脈の大切さを感じた公演はありませんでした。本当に素敵なスタッフさんに恵まれたと心の底から思っています。

今年初めて参加してくれた塾生と昨年も参加してくれた塾生がとてもバランスよく時間をかけて混ざり合っていく様はなんだか本当に見てて泣けてくるほどでした。
いろんな人がいます。初めて演劇に触れる人、ちょっとコミュニケーションが苦手な人、自分のやりたいことが明確にある人。そんな人達が一つのもの創りを通して
喜び合って、励ましあって、揉めて、フォローし合って最終的なゴールを目指す。それはとっても美しくてとっても稀有なものだなって。彼らのエネルギーって本当にすごいんです。はっきり言って下手な芝居を見るよりも全然おもしろいものを時に見せてくれます。粗削りだし技術的にも未熟だし、それでも彼らにしか出せないエネルギーとか、なんか凄くあって。そういうのを見られるのが芝居塾なのかな。
この4カ月が塾生にとって本当に充実したものであったらいいなと切に思います。少しでもそう感じてもらえるよう動いてきました。それでもまあ改善点は多くありましたが。。
僕らが芝居塾をやる意味なんて、はっきり言えばそこだけでしかなくて。そりゃ興行的なことも考えなくてはいけません。失敗したら劇団としてとっても大きな負債を抱えます。それがあったとしても、やってよかったって思えるとしたらあの子達がどれだけ楽しんでくれたか、お客様にどれだけ楽しんでもらえたか、でしかないのかなって。

なんて偉そうなことを言ってますが今回も多くの塾生に僕らが助けられたことも事実です。先生がいない間の歌やリズムの指導や練習など僕等ではできません。自分たちが自分達なりのポジションを見つけて動いてくれたことが嬉しかったです。

演劇ってすごいなって。会ったことなかった人達が4カ月で色々と言い合える関係性を作っていってしまうんです。そしてそうやって一人ひとりが壁を少しずつ消していって努力を続けた先にある作品はやっぱり裏切らないよなって。そんなことを思いました。

自分にとっても本当に未知な4カ月でした。
まさか歌って踊ってリズム叩いてなんてことをフルにやるとは思いませんでしたよ。正直・・・・膝が痛いし足の裏が痛いし腰も痛いし、帰り際は足を引きずっていました。浅生さんに何歩も近づいた公演でした。。。

厳密に言えばまだ残務処理は残っているし、終わったわけではないのですがそれでもまずはひと段落。
また今回のことは一週間くらいかけて振り返ります。

今年のソルトはまずはここで終わりです。残りの4カ月はのんびりワークショップなどやりつつ自分たちのメンテナンスや新たなことを画策する時間としたいです。

本当に本当にありがとうございました!!!

やまのい

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